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象牙の印材
象牙
象牙は、はんこの素材としては最高素材であるといわれており、1頭で2本しか採れない上に、一度採るともう二度と生えてこない希少価値の高い美しい印材です。1989年よりワシントン条約により象牙が輸入禁止になっています。現在流通している象牙の印材は、輸入禁止以前のものか、数年に一度輸入が解禁された際に輸入しているもののため、大変貴重です。
象牙の印材は、手になじみやすく、材質が硬すぎずやわらかすぎないため、加工しやすく、朱肉のなじみも極めてよく、きれいに押印ができます。象牙の中でも、芯がなくて中心に近ければ近い部分からとれた印材ほど、良い象牙印材といわれており、最も芯に近い部分は、非常にきめが細かくて美しいため、最高級の象牙印材とされています。
乾燥に弱く、水牛のように耐摩性に優れているわけではないため、比較的使用頻度の低い実印などには向いていますが、使用頻度が高いと、摩減するのが早い場合があります。
使いやすくて見た目にも高級感がありますので、男女問わず人気のある印材です。
彫り直し(改刻)・修理ができます
象牙は、朱肉の油分をはじく力が強いので、印材としての寿命は長く、数回の彫り直しが可能です。フチが欠けてしまったはんこや、結婚して名前が変わったはんこなどは、彫り直しにより再び使えるようになります。