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印材ができるまで
象牙
象牙印材の取り方
はんこの長さは一般的には6cmですので、象牙を6cm以上ずつ輪切りにします。
上図のように、象牙に対して直角に取った横目の印材がしばしば見受けられますが、すぐに欠けてしまって、全く使い物にならないのでお気を付けください。
並材
象牙の最も外側の部分で材質は硬いが目が粗くネバりがないので、しばしば欠けることが多い。
価格は安いが、材料の形が真円からズレていることが多い。
中材
並材よりやや内側の材料で目の粗さも少し細かくなり、認印や実印にも使え、価格的も手頃である。
上材
中材よりさらに内側の材料で、目の細かさはいっそう細かく、質的にも均一になってくる。このあたりからいわゆるアイボリーと称する。象牙独特の色合いとなり、社印、代表者印などの細かな文字の彫刻にも耐えられる良質なものがある。
上上材
象牙の中の最上級品で、象牙特有の縞目はほぼ目視できない程細かく、材質の均一性も最も高く色合いも良いが、中心から近いため、とれる本数も少なく、径が大きい程、割高となる。