草木国土悉皆成仏
(そうもくこくどしっかいじょうぶつ)
草木をはじめ地上にあるものは全て、仏性を持っているという考え。
いかにも仏教的というか日本的というか一言で言いつくした言葉である。
多くの国や地域の社会制度(税制)は例外なく宗教上の戒律や教義を基本にしているので
キリスト教を基本にした西洋の考え方と仏教を基本にした東洋の考え方は、
死生観や自然観、倫理観も含めて大きく異なる。
資源の制約や技術の限界が見えてきた近年では、再び宗教観や哲学が大切になってきているように思う。
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