今月のはんこ「樹陰読書」2013年7月
樹 陰 読 書 (じゅいんにしょをよむ)
夏の暑い季節の中、涼しい木陰で読書をするという意味。
古い言葉ではあるが何とも大人の落ち着いた空間を感じる。
何かとせわしくなってしまった現代人には落ち着いてゆっくり考えるという時が
最も不足しているように思う。
世の中が便利になってますます変化が速くなり、半導体の開発競争と同じように
私たちの身のまわりまでもドッグイヤーになってきたようだ。
消費による満足以上に自然の恵による感謝の念を育てないと、
やがてそのつけは大きくなって私たちのもとへ帰ってくるのではないか。
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おすすめの一冊: 芳澤勝弘著 『白隠禅師の不思議な世界』 ウェッジ選書 2008