線香花火職人とハンコ職人の共通点~道具のお話~
静岡県沼津市も入梅となりました。
お昼休みにテレビ(※1)を見ていたら、
線香花火を作る職人・筒井良太氏の工房が取材されていました(※2)。
細長く切った和紙に一定量の火薬をのせ、縒って包んでいくと、線香花火ができあがります。
和紙に火薬をのせる時に使用していた「火薬さじ」は、
なんと傘の骨を利用しているとのこと。
すり切りができる細長いさじとして、傘の骨を使っているそうです。
…えっ?! 傘の骨、私たちも使ってる…!
はんこを彫る工程では、「字割り」と言い、印面に直線を引き字数に応じたマス目を描く
作業があります。この時に、傘の骨を加工した道具を使っています。
あるもので間に合わせる・他の目的のために転用する。
線香花火職人とはんこ職人が使う道具の意外な共通点には、「創意工夫」が詰まっていました。
傘の骨、みんな使ってるんですね~♪
■はんこができるまで(ハンの辻村) → → → http://www.tsujimura.org/flow/
印面に直線を引き、字割りをする様子
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※1:ひるブラ(NHK) 6月9日(火)午後0時20分~午後0時45分放送
※2:筒井時正玩具花火製造所(福岡県みやま市) http://www.tsutsuitokimasa.jp/